政府がヤンデックスの売却を承認

セクター その他
関係国 EU/その他
掲載日 2024-03-05
コンテンツ 3月5日付Vedomostiによると、政府外国投資管理委員会の下部委員会が、ロシアの投資家グループがオランダのYandex N.V.から国際株式会社ヤンデックスの株式96.3%を取得する取引を承認した。ある関係者によると、残りの3.7%は有限責任会社ヤンデックスが保有しているという。2月初め、Yandex N.V.はロシア事業の売却について合意したことを発表した。新たに親会社となる国際株式会社ヤンデックスは有限責任会社ヤンデックスの株式99.999%を取得し、残りの0.001%を公益財団が保有する予定である。国際株式会社ヤンデックスは2023年12月にオクチャブリスキー島(カリーニングラード州)の特別行政区において登録された。創設者はYandex N.V.である。取引完了後、国際株式会社ヤンデックスの主要株主となるのは、同社経営陣が率いる投資ファンド「コンソーシアム・ペルヴィ」である。Yandex N.V.の資料によると、ヤンデックスの経営陣はFMPという会社を通じて同ファンドの株式35%を取得し、筆頭株主になるという。同ファンドの株式は、FMP(35%)、インフィニティ・マネジメント(25%、Leta Capital創業者A.チャチャヴァ)、アルゴナフト(15%、ルクオイル)、アイティ・ラズヴィチエ(15%、P.プラス)、メリディアン・セルヴィス(10%、A.リャザノフ)の5社に分配される予定である。ある関係者によると、委員会が承認した取引の金額は4,573億ルーブルである。これは2月初めに発表された金額より177億ルーブル少ない。当時、ヤンデックスは、(外国企業のロシア市場からの撤退に伴う50%の値引きを考慮した上で)取引金額は4,750億ルーブルに上ると発表していた。
ROTOBOビジネスニュースクリップ掲載号及び発行日 2024年3月12日 第137号
入力日 2024-03-13
データ番号 5156