昨年1年間のロシア石炭会社の収益 大幅減

セクター エネルギー
関係国 ロシア国内/米国/英国/EU/その他
掲載日 2024-04-08
コンテンツ 4月8日付EastRussiaによると、昨年1年間のロシアの石炭会社の利益が大きく減少した。ロシアの石炭会社各社が発表した決算からわかった。石炭価格の下落、生産コストの上昇、輸送コストの上昇が要因で、利益幅が大きく落ち込み、赤字に転落した会社もあった。クズバスラズレズウーゴリ、エリガウーゴリなど大手採炭会社の利益はそれぞれ30%、22%減少した。南クズバス(メチェル傘下)の利益は10分の1、タルテク(Taltek)は4分の1、ストロイサービスは2分の1と大きく減少した。ヤクートウーゴリとKTKは赤字に転落した。石炭会社の収益に悪影響を与えている要因としては、鉄道の輸送力制限、輸出関税、欧米の制裁などが挙げられる。2023年のロシアの石炭生産量は前年比1.4%減、量にして670万t減の4億,800万tだった。

ROTOBOビジネスニュースクリップ掲載号及び発行日 2024年4月16日 第140号
入力日 2024-04-19
データ番号 5259