BNP Paribas、傘下保険会社を投資家グループに売却

セクター 金融
関係国 EU/スイス/その他
掲載日 2024-04-06
コンテンツ 4月6日付Kommersantによると、仏BNP Paribas Cardif(銀行グループBNP Paribas傘下)は、傘下の保険会社カルジフをロシアの投資家グループに売却した。ポーチタバンク(郵便銀行)の前取締役会会長であるドミトリー・ルデンコ氏が40%の所有者となり、あと数人の投資家がそれぞれ9%を取得した。専門家によると、3年前であれば、約200億ルーブルと評価されたかもしれないが、資本の6〜9割と、大幅にディスカウントされて売却された可能性がある。エクスペルトRAのデータによると、2022年時点で同社は直接保険料の約5%を占めていた。当時は外資系保険会社約20社がロシアで活動していたが、現在は10社以下しか残っていない。2022年4月、インテルロス・グループはソシエテ・ジェネラル保険とソシエテ・ジェネラル生命保険(現在のRB保険とRB生命保険)を買収した。5月、スイスのZurich Insurance Groupはロシア人経営トップに事業を譲渡した。インテルホールディングは7月、Allianz Groupの子会社の株式50%プラス1株を買収することで合意した。American International Groupはロシアの子会社を個人投資家に売却した。ロシア中央銀行のデータによると、保険会社の定款資本総額に占める外資の割合はほぼ半減し、2023年12月31日時点で4.79%となった。
ROTOBOビジネスニュースクリップ掲載号及び発行日 2024年4月16日 第140号
入力日 2024-04-19
データ番号 5264