ロシア司法省、ボリス・ネムツォフ自由財団を「好ましからざる団体」に指定

セクター ロシアの対抗措置
関係国 その他/ドイツ/ウクライナ
掲載日 2024-04-17
コンテンツ 4月17日付Kommersantによると、ロシア司法省は、「ボリス・ネムツォフ自由財団」と「フリードリヒ・ナウマン自由財団」を「好ましからざる団体」のリストに追加した。ウクライナの人権団体「Center for Civil Liberties(市民的自由センター)」もリストに加えられた。「ボリス・ネムツォフ自由財団」は、教育的イニシアチブの支援を目的としたロシアとドイツの共同財団である。とくに、同財団は研修や資格向上、欧州的価値観の推進、独ロ共同イベントに資金を拠出している。2016年以降、「ボリス・ネムツォフ自由財団」は「ボリス・ネムツォフ勇気賞」をフリードリヒ・ナウマン自由財団と共同で授与している。この賞は、言論の自由のために闘う人々や、政治的、人種的、宗教的迫害の被害者を支援する人々に授与されている。周知のとおり、ボリス・ネムツォフはエリツィン政権下で副首相を務め、その後、プーチン政権下で野党に転じ、下院選の不正を訴えた2011年末の反政府デモを主導したが、2015年に何者かによって暗殺された。市民的自由センター(CCL)は、2022年以来、ウクライナ紛争地域での国際人道法の重大な違反という観点からのロシア軍人に関するデータを収集している。
ROTOBOビジネスニュースクリップ掲載号及び発行日 2024年4月23日 第141号
入力日 2024-04-24
データ番号 5309