ロシア、外国人投資家のための査証取得を簡素化へ

セクター 経済全般
関係国 ロシア国内
掲載日 2024-04-19
コンテンツ 4月19日付Izvestiyaによると、ロシア当局は、外国人投資家を誘致するため、査証取得を簡素化することを検討している。3年間有効のマルチ・ビジネス査証を簡素化された手続で取得できるようにする。経済発展省が「実業ロシア」とともに作成した法案に記載されており、査証を取得するための最低投資金額は5,000万ルーブル以上としている。経済発展省は当初、経済特区(SEZ)と先進発展区域(TOR)の入居者のみにそのような査証を発行することを提案していた。しかし、経済団体側が「友好国からの資金誘致に限定されてしまう」として反対した。協議の結果、ロシアのすべての地域でプロジェクト実施を希望するすべての投資家に査証を提供するのが合理的であることでまとまった。投資会社ジアローグCEOのジアショフ氏は、主にアジア、中東、南米からの投資が期待できると述べた。外国人投資家はプロジェクト実施の初年度に、申告した投資額の少なくとも25%を投資しなければならない。それができなれば、査証の有効期間が短縮される可能性がある。投資家のために最低3年の査証を設けるという提案は、2023年5月の実業ロシア代表とプーチン大統領との会合で初めて出され、大統領は手続きを簡素化するよう指示していた。
ROTOBOビジネスニュースクリップ掲載号及び発行日 2024年4月30日 第134号
入力日 2024-05-02
データ番号 5319