経済発展省、GDP成長率をプラス2.8％に上方修正　2027年までの経済見通し

セクター	経済全般
関係国	ロシア国内
掲載日	2024-04-23
コンテンツ	４月23日付Vedomostiによると、レシェトニコフ経済発展大臣は、2024年のGDP成長率予測をプラス2.3％からプラス2.8％に上方修正したと発表した。2025～2026年のGDP伸び率は2.3％前後と予想する。2024年の所得の伸び率予想は5.2％と、従来の2.7％から引き上げた。政府支出と労働市場の引き締まりがけん引すると見込んだ。年末時点のインフレ率見通しは5.1％と、昨年９月時点での予想（4.5％）や中銀目標（４％）を上回る水準とした。名目GDPは191兆ルーブルとし、昨年９月時点の予想より11.5兆ルーブル増えるとした。過去最低の2.8％となっている失業率は、2027年まで３％で推移すると予想した。ルーブル相場は2026年に１ドル＝101.2ルーブルと、現在の90ルーブル台から下落するとの見通しを示した。原油の輸出価格は、2027年まで１バレル当たり65ドルと見込んだ。国内の消費と投資の需要が経済成長の主因で、今回の上方修正は、2023年の結果が予想を上回ったことによる。2023年のGDP伸び率は当初予測のプラス2.8％を大きく上回るプラス3.6％とだった。
ROTOBOビジネスニュースクリップ掲載号及び発行日	2024年4月30日　第142号
入力日	2024-05-02
データ番号	5320