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4月19日付RBKによると、昨年1年間のロシアのアフリカ地域への輸出が、北米と南米を合わせた米州への輸出を上回ったことが、ロシア連邦税関局のデータからわかった。ロシアの輸出に占めるアフリカ向けのシェアは2022年の2.5%から2023年はほぼ2倍の5%となった。これに対し、米州のシェアは2022年の3.5%から2023年には2.9%に減少した。ロシア連邦税関局によると、2023年のロシアのアフリカ地域への輸出は金額レベルで前年比43%増の212億ドル、米州への輸出は40%減の122億ドルだった。2024年1〜2月のロシアのアフリカ地域への輸出は25億ドル(前年同期比2%減)、米州への輸出は17億ドルだった。ロシアからアフリカへの輸出品目は小麦、石油製品、化学製品、機械・機器である。決済通貨は、38%がルーブル(2021年にはわずか1.7%)、14%が「非友好国」の通貨、さらにほぼ48%が「その他の通貨」、主に中国人民元だった。アフリカ地域にロシアに非友好的な立場をとる国はなく、レシェトニコフ経済発展大臣は、2030年までに対アフリカ貿易を2022年の2倍以上に増やすと述べている。
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