4月の小麦輸出が460万tと記録的水準の見込み

セクター 経済全般
関係国 EU/その他
掲載日 2024-04-24
コンテンツ 4月24日付Interfaxによると、2024年4月のロシアの小麦輸出が460万tと、同じ月としては記録的な水準に達する見込みである。2022年の輸出量は440万t、平均では290万tだった。ロシア産小麦の競争力が増した結果、ロシアは記録的なペースで小麦を輸出している。先週のFOB価格はロシア産小麦が1t当たり211ドル、フランス産小麦が同220ドルであった。2カ月前、ロシア産小麦とフランス産小麦のFOB価格は同額で、1t当たり227ドルであった。専門家によると、ロシア産小麦の競争力は、欧州の先物価格の急騰を受けて高まった。22日のフランス国際先物市場(MATIF)では5月契約分のフランス産小麦が前週比6%増となる1t当たり230円で取引を終えた。河川水路の航行が再開される季節になったことも、輸出のペースにプラスの影響を及ぼした可能性がある。河川貨物輸送の鍵となるヴォルガ・ドン運河では4月1日に航行が開始された。

ROTOBOビジネスニュースクリップ掲載号及び発行日 2024年4月30日 第142号
入力日 2024-05-02
データ番号 5329